- 7月 6, 2026
圧迫骨折は痛い

- 先日、俳優の原日出子さんが腰椎圧迫骨折を公表されました。「強烈な背中と腰の痛みに全身から汗が吹き出し、うめきとともに動けなくなりました。」
- 作家の瀬戸内寂聴さんは、圧迫骨折の激しい痛みを「神も仏もない」と表現し、長期間の療養を余儀なくされました。
- 松本伊代さんは運動中の無理な姿勢がきっかけで圧迫骨折を受傷し、約1か月半、仕事を休むことになりました。
芸能人だから特別なのではありません。
圧迫骨折は、転倒、尻もちをついた、重い物を持った、こけそうになった、くしゃみした、もっと言えばそのような出来事が記憶にない人もたくさんいます。
特に骨粗鬆症がある方では、そのリスクはさらに高くなります。

外来でも、「昨日までは普通に生活していました」という患者さんが、翌日には起き上がれなくなって受診されることは珍しくありません。
同じ痛いのでも、診断されずに痛いのと、診断されて、方針が決まって痛いのでは気持ちが違います。
出来る限り早く診断し、痛みを和らげ、できるだけ早く再び歩けるようにすること。そして必要に応じて、コルセットや骨粗鬆症治療だけでなく、BKP(経皮的椎体形成術)、他院での入院加療を含めて、その方に合った治療を選択することが大切です。
圧迫骨折は、誰にでも起こり得る病気です。
しかし、適切な治療を受けることで、その後の生活は大きく変わります。
寝返りでも痛むような急性発症の強い背中・腰の痛みが数日間続くときには、相談してください。