- 5月 11, 2026
反り腰腰痛女性の筋トレ動機は理学療法士の存在
先日、患者さんと外来でお話しして、感動しました。もったいないので書きます。
40代後半女性 10年前まで体に負荷をかけるお仕事をされていました。
腰痛自体は2年前から。1か月前からかなり痛い。下肢痛なし
初診は3か月前 寝起き、座位、前屈も後屈も側屈も痛い。
特に麻痺や神経所見はなく、
- 圧痛が明らか:上殿皮神経、仙腸関節、棘突起、殿筋
- レントゲン所見:「反り腰、L5/S1椎間板高の低下、辷りはない」

反り腰という事は、腹筋、体幹筋肉が足りていないという事、
- MRI 左からT2(水が白い)、T1(水が黒い)、脂肪抑制画像(全体に黒い)これにて一番下のL5/S1椎間板と終板に所見があります。
加齢と痛みの増強は比例しない 腰MRIにおける椎間板変性、Modic変化 | 淡海せぼねクリニックブログ
「椎間板変性+Modic Type II(椎体の古い損傷)+部分的にType I(新しい損傷)」

- 診断)激ヤバ腰痛(骨折)、神経圧迫腰痛(ヘルニアなど)ではない。かといってMRIで分らない骨盤・関節由来の腰痛のみでもない。椎間板+終板による痛みもあるだろう。
- いつくかある疼痛ポイントの中で、疼痛が強く、かつ最も疼痛の強い上殿皮神経にブロック。湿布、ロキソニンに加えて頓服でトラムセットも処方。そして最も大事なリハビリ処方。
- 診察、レントゲン、MRI、考察、説明、ブロック、リハビリ指示。
この患者さんの場合、何とこれらが全て初診日に完了しています。
2週間後、幾分か腰痛は改善している。圧痛は上殿皮神経よりも仙腸関節優位になっているために、仙腸関節ブロック、これも有効。椎間板が痛みの原因であれば椎間板にブロックしなければいけないと考えていましたが、その後の経過は非常に良好。ライブに行っても痛まなかった、と。よし、椎間板ブロックはしないでおこう。

初診3か月後の診察で
「変な体勢とか、わるい事したら痛む。わかっているけどやっちゃう。
姿勢って大事やね、今、子供に姿勢指導しているもん。
家での筋トレなー、あんまり出来ん、正直。でも、
リハの先生の顔思い浮かべたら、やらなあかんなーって、やる。一生懸命やもん、先生」
長く書きましたが、言いたかったのは最後の部分です。リハありがとう!