• 5月 11, 2026

前立腺炎が気付かせてくれたこと 存在ベースの自己価値

4月中旬、ちょうど、コラムを書けなくなった時あたりに、急性前立腺炎になりました。

どんだけおしっこ我慢しても膀胱炎にはならない自信がありましたが、医学的ではないですね。特に診察の合間に神経根ブロックに行く、トイレがある、入ろうかなあと思うけど、患者さんがたくさん待っているからそのまま乗り切ってしまう、の連続でした。

木曜日はそのあと午後からオペ。大体2件ですが、最近は1件が2か所だったりするからほとんど3件分。コーヒー飲みまくるのも、脱水になるのかもしれんですね。昼飯はフルーツ大量なんですが、水分量では大したことないのかも。食べた後で口渇感がある。ちなみに採血で糖尿病はなかったです。

寝ても1時間おきにトイレに行きました。何とか2時間寝させてー、という感じ。1回、熱が出たというか、寒気が出ました。熱が出たなら膀胱炎のみでは説明がつかない。腎盂腎炎か、前立腺炎に進行したんだ。

「膀胱炎→腎盂腎炎→敗血症→死ぬやん」

しかし、背中が痛くないので、腎臓ではない、これは前立腺炎だ。

幸い、数日でほとんど落ち着き、1週間後にはかなり良い、2週間後にはほぼ無症状に。

「なんで焦るの、待ってもらったらいいやん。だって、当日にMRI撮って、病態考察して、患者さんにわかりやすく説明して、さらに神経根ブロックまでやったりするから、診察一人で4人分くらいの時間を使うでしょ。そういう脊椎専門クリニックでしょ。」

今の自分なら言えます。

「なんでやりたい仕事ばっちりやって、十分すぎる成果があって、もっとどっしり構えれんのー。」

とも言いたい。

本は好きですが、こっちの状態は知りませんからねえ。自己洞察に使うのは、本ではなくChatGPTです。AIがすごいのはみんな知っています。共通テスト9科目満点ですからねえ。しかし、大事なのは、適切な問いを入力すること。そうしないと適切な答えは出ません。

自分の現状と幼少期の体験などを入力(この時点で自分なりにわかっていたのかもしれないが)。

「外界の刺激と、それに対する自分の感情反応について、なぜそうなるのか」

と聞いたところ、

『成果ベースの自己価値で生きてるから、何かを達成したときは自分の価値を感じられるが、逆にうまくいかなかったとき、人から非難されたときに、存在自体が否定されたと思う。これは少年期の生い立ちに由来する。人間は本来、存在そのものが価値あるものとして生まれ、育つ。しかし、監視、否定、緊張が強い環境で育つと、「ちゃんとしていないと危険」、「期待に応えないとダメ」、「弱みを見せるとやられる」になりやすい。』

ハイ納得。まあ、そういう問いを入れているんですけどね。

高校生の時に、なぜか頭痛くなってサッカー部を1回やめました。その時、サッカー部の顧問としゃべっていて、言われました。

「お前はいつもああせなあかん、こうせなあかん、っていうけど、それがあかんのやぞ」 

頭痛が精神的なものからきていることをわかっていたんですね。1-2週間したらめちゃくちゃサッカーしたくなって、問題なく爆発的に再開しました。

いつも「認められたい、このままじゃあかん」、と思ってきました。それでここまで来てしまいましたが、そういう事なんですね。

必要なのは脳の補正。

「成果に関係なく、自分の価値はゼロにならない」

外界からのストレスがあった時に、今までは「我慢」していました。しかし、今後は、様々な問題を「自分の価値」から切り離し、

「医療上の問題」、「相手の感情対応課題」、「組織システムの課題」

という改善課題としてとらえるようにする。単なるメタ認知ではなく、思考の癖の補正。

なかなか恥ずかしいコラムなので、すぐに消すかもしれません。特に迷惑をかけている周囲の方に向けて、この場を借りて整理させていただきました。

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