- 6月 2, 2025
分離症はしっかり休んで 私も選抜に選ばれたかったなー
2025年5月31日 土曜日。

淡海せぼねクリニックに来られる腰椎分離症の少年たちの中に本当に運動選手として優秀な方がいます。半端じゃないトレーニングしているんですね、もちろん才能もあって、親の協力もある。「チームでレギュラーですか?」って聞いたら「国体です」、すんません。
小学校の時にサッカー部、中学に入った時にバスケットとかやりたかったが、「人に勝てるのは?」という判断でサッカー部に。その時点からスポーツはあんまり楽しみではないんですね。

不器用でトラップ、ドリブルが下手、パスが来て、敵がプレッシャーかけてきたらすべて対側の敵陣コーナーフラッグ目がけて蹴る。タックル、ヘディング、キック力、そしてセンターバックとして押し上げ、声出し、盛り上げ、これはとても得意。
顧問の先生は多分サッカーしたことない人だったのですね。「でかい声で脅せ」とかね。リフティングしろとか、全く言われなかった。これだけで小学校はキャプテン、中学もキャプテンでしたが、途中で明らかに全てうまいやつがいたので代わってもらいました。
中学は市の大会はすべて優勝、県大会は1回戦負けですが。自分は体当たり中心のチーム盛り上げディフェンダー。結局大学までこのキャラでやりました。46歳まで大学OBのチームでフットサルやフルコートのサッカーをやりました。両足で相手を挟み込むブッフバルトのスライディングとかね。まあ、やっぱり楽しかったですね。2019年に三重を離れてからはしていません。
トレセンとか、何かで選抜されたい、認められたいってずーっと思っていました。自分を価値あるものと思いたい、と。サッカー頑張ったって、もてるわけではないし、Jリーガーには到底及ばんのにね。スポーツを生活の糧にすることは非常に難しいが、物事の深い面まで学ぶチャンス、自分を知るチャンス、人格形成の素晴らしい経験であることは間違いない。うらやましいです。選ばれたかったなー。
しかし、いったん分離症になってしまったら休めという事。クラブの見学っていう事もあるかもしれないけど、読書もすべきね。もちろん運動に関してはハムストリングスを中心とした全身の柔軟性を上げてけがをしにくくする、長友選手のように体幹筋肉を鍛えてけがの予防を、スクワットはうまくできなければ腰に負担をかけるので、硬性コルセットをして反りすぎないようにしてゆっくりと行う。接骨院からの紹介患者はそちらで筋力トレーニングの指導をうけていただき、そういう関連がない方には当院のリハビリがしっかりとフォローします。学生のみんな、がんばってよー!