• 3月 10, 2026

巨大椎間板ヘルニアに対するFESS手術 経椎弓間法(IL法) 動画

先日行った腰椎椎間板ヘルニアの解説動画を上げます。

IL法は、最近淡海せぼねクリニックで最もよく行われている手術だと思います。ほかのIL法を受けられる方も、基本的にはこの動画と同じです。ただ、この方のヘルニアは非常に大きい。それは「脊柱管狭窄の要素が少ないから」、つまり入れ物がもともと広いと、神経が後ろに逃げることができるのでどんどんヘルニアが出る。

逆にヘルニアが小さくても、後ろの椎間関節、黄色靱帯が強く神経を押している、つまり、「脊柱管狭窄症の要素が強い」パターンもあります。そういう方は関節、靱帯を摘出した段階でほとんど終わっていて、ヘルニアは少し摘出する程度、時には摘出しないこともあります。

脊柱管狭窄のある方で、巨大ヘルニアだと、普通は症状がめちゃくちゃきつくて、もっと早く病院に来てくれると思います。

振り返ると、2月は火曜、木曜に加えて、土曜日1回も合わせて、合計9日の手術日がありました。

合計25例の手術があり、ほぼFESS手術です。

内訳は、ヘルニアに対するIL法10例、腰部脊柱管狭窄症に対するFEL(DPEL)が10例、椎間孔狭窄に対するFELFが2例、その他BKPなど。

40代女性 2月中旬に右殿部、下肢背面痛で来られました。症状には波がありました。通常、お仕事をされていない方であれば保存的治療を優先します。半年後、1年後には手術してもしなくても同じ状態かもしれません、と説明しました。

かなり大きなヘルニアですので、摘出の際に神経根にダメージを与える可能性があります。とにかく、無理をしない。

仕事がたくさん詰まっていて、休んでいるわけにはいかない、症状が再発されても困る、という事で、いろいろ話し合った結果、手術をすることになりました。

動画は、以前、コロナの時の学会でやったスピーチ有りパワポの形式です。動画のスタンスとしては、視聴者に「見てみて、うちに来て」、というよりは、このコラムの趣旨通りに「外来で説明できないことをゆっくりと説明する場」です。

MED法では神経を左手の剥離子でよけて、ヘルニアと剥離してからヘルニアを摘出します。1本の手しか入らないFESS手術ではそれを「外筒」、つまり、つつでやるんです。このつつが優れもの。神経とヘルニアの間に微妙に筒の角度のある部分を入れるとヘルニアが筒の中に入ってくる。以前やった脳出血に対する血腫除去術にイメージが似ています。そこにいれば病変から入ってきてくれる。

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