3年間お疲れさまでした　ありがとう！

昨日、淡海せぼねクリニックの大きな柱だった看護師さんが退職されました。今までよく遠くから毎日来てくれていました。

開業メンバーで当時4人の看護師の中ではリーダー的存在、みんな何かあるとその人の名を呼びます。背が高く、ファッとした存在ながらよく目が届く。外来で言いたいことが多くて話が長くなりそうな患者さんはその看護師さんにお願いして満足して帰ってもらう事が多かったです。今ではすべての看護師さんがそれをやってくれていますが。

開業当時といえば、なんといってもオペです。誰もFESS手術、MED手術、BKP、そもそもオペをほとんど見たことないのに開業2週間の11月15日に1例目の腰のオペを行いました。オペ室のどこに何があるのかわからず、みんなその人の名前を呼ぶばかり。たった1例のオペが終わった夕方は、みんなどんよりと、そして自信無げな雰囲気でしたね。あいちせぼね病院や中京スパインに何回も見学させてもらって、まねて、そして工夫して、独自色も出して今に至ります。昨日は4例のFESS手術でしたが、5時過ぎにはオペ室を掃除してみんなでこんな記念撮影ができるくらいには終わっていました。

今ではこんな感じですが、みんながわかってますよ。はじめの1例、はじめの一歩が本当に大変だったことを。もう一つ特筆すべきことはとても目が良かったという事。オペで神経をつかみそうになったり、何か危ないシーンがあると、当然私はアッと思うのですが、大体その人も気づいていました。喉の奥から「うー、う、う」のような感じで小さなうめき声も。わかってくれていると私は実はとても安心。感謝しています。淡海せぼねクリニックが最終就職先ではないという事は申し訳ないなあ、と思います。その人に何かを与えられた感じがない。でもその人がクリニックに大きなものを与えてくれたことは間違いない。そう思います。今までありがとう！　GOOD LUCK！