- 6月 16, 2025
扁桃体はレモン大 マインドフルネス落第生といけてないリーダーあるある
2025年6月15日 日曜日 コメダ
このコラムは私が外来で患者さんに話したいことをまとめる場所です、と書いていましたが、最近は私の赤裸々な吐露の場になっています。どうもすんません。
先日マインドフルネスのことを書きました。その時からわかっていました。 「そんな訳ねえぞ」 つまり、「マインドフルネスという大きな大きなテーマをわかったような気になって、表面なぞってんじゃねえぞ!」という声が自分の中で響きまくっていました。そうしたら人生という先生はちゃんとテーマを用意してくれるんですね。はい、どうもありがとうございました!
「スーッとスムーズな5月」じゃない!
3月4月と人が減ったのに職員は頑張ってくれて、手術は35例程度をキープしました。5月はスケジュールにゆとりを入れて少し楽かなあ、と思ったら実は問題はたっぷりありました。この時期、問題があればその問題に取り組み、担当者と話し合っていました。しかし、それ以外では特に面談を設けず、個人の意見を聞き入れる場を持たなかった。コミュニケーション不足がありました。
東洋医学会行ってる場合じゃない
6月7日土曜日、昼から京王プラザの東洋医学会に出発しました。その日の朝、クリニックでうまく私が思うように人が動いてくれないところがあり、コミュニケーション不足も相まって最悪の事態に。マインドフルネスの逆です。アーモンドくらいの大きさの扁桃体が多分レモンぐらいになっていたのだと思います。完全に乗っ取られました。その後、日曜日から週明けにかけて、頭の中は「俺が悪い、悪くない、や、やはり悪い、そりゃ悪い」がぐるぐる。その後は人と話したり本を読んだり、よく考えました。東洋医学会では、本のコーナーであこがれの新見先生(私は10冊以上著作を持っている)に会えたのですが、なんと緊張して何も話せませんでした。
いけてないリーダーあるある

6月8日 日曜日は学会も早々に午前のみで(なんとランチョンセミナーに事前申し込み制度があり、参加できない!こんな学会初めて 1万7千円も出したのに)昼過ぎには近江八幡に帰ってきました。もちろんプラージュに行かなければいけないのもかなりの理由でしたが。店での会話は、店長から「1mmですか?」→「お願いします」のみ。八幡最高、プラージュ最高。わかってくれるって最高。感激で卒倒しそうでした。思わず夕方なのにシャンプーも。1mmでもシャンプー。奇跡の15分、プラージュ後、帰りはいつもの本屋に。読んでない本が家に多すぎるので、まさか何も買わないとは思ったけど、ここでやってしまいました。「できるリーダーはこれしかやらない」購入。いつも本屋で見ていたけど、特に興味はありませんでした。今回はパラパラ見ると非常に身につまされる事ばかり。すぐに買って、隣のスタバで読み切ってしまいました。その後、家に帰って本棚を見ると、なんと同じ本がある。手つかずのまま。頭の中では「読んでないからこうなるの!」同じ本を買ってしまうことはないことはないのですが、今回は「まさにいけてないリーダーあるあるだ!今回のブログはもらった!」と笑ってしまいました。
さっそく週明けから行ったことは、KPI(Key Performance Indicator:目標達成に向けたプロセスの進捗状況)会議の準備です。各部署の貢献を目に見える形にし、各リーダーが集まってプレゼンし、自覚もする、意見交換をする。KPI会議のことは1年以上前から言っていましたが、全く進んでいませんでした。それが数日で一気に進みました。昨日、6月14日土曜日には1回目のKPI会議が実現し、各部署のリーダーが集まってワイワイと、とても安心しました。みんなクリニックに毎日集まって、人・社会にいいこと、そして自分と自分の家族にいいことをしたいんだから、きちんと経営陣が道筋をつけなければいけない。それが我々の役割、上ではない。
淡海せぼねクリニックでは優秀な明るいスタッフが痛みに苦しむ患者さんのために全力で頑張っています。3人の理学療法士はとても優秀です。3人で相談しつつ、リハビリ診断、方針策定、施術をしています。そして夕方には私にフィードバックしてくれます。患者さんの満足度はとても高いです。医事課はルーチンの外来対応のみでなく、患者さんの訴えを聞き、しっかりと我々に配慮して必要なことは伝えてくれます。異常に厳しい、特に当クリニックにはめちゃくちゃ厳しい国保査定の対策してくれたり、大変だと思います。ありがたい。放射線科は強引な私のオーダーをそつなくこなしてくれます。MRIを15件以上毎日やるってちょっとここら辺ではないのではないかと思います。病気がある人ももちろんいますが、ないことを確認して安心する患者は数知れません。これは絶対に意味があります。患者さんはMRIのためにメイク落としたり、怖い筒の中に入ったり。仰臥位の維持が痛い人もいます。文句も出るでしょう。目の前で待っている人から「はよー」って言われるし。そんな中で骨盤病変や四肢関節・肋骨病変など、画像のみでなくコメントでそっと教えてくれます。心エコーも全身麻酔を受けられる患者さんの命に係わるし、プレッシャーが大きいと思います。見落としができません。すごい、やはりありがたい。看護師もなぜかめちゃくちゃ優秀な人たちが集まってきてくれています。そしてどんどん増える業務、新しい薬剤、手術機器に対応しつつ私と患者の希望通り手術入れ、そして手術、後片付け。処置中には患者さんの文句も聞いてくれるし、手術前の説明も大変な業務です。新人看護師さんの指導も頑張ってくれています。ラッキーでしかない、ありがたい。
あっという間に6月後半戦、スタッフのみんな、明日からもよろしくお願いいたします。