• 5月 23, 2025

幸せホルモン・オキシトシンと加味帰脾湯、そして樺沢紫苑先生

2025年5月23日 金曜日

いい朝です。

先日薬品会社の方が訪ねてきて、加味帰脾湯の宣伝をしてくれました。

加味帰脾湯って寝る薬でしょ、昼に眠くならないやつ

→ストレスにいいんですよ

なんで?

→オキシトシンです

え、乳汁分泌ホルモンの? 

その数日後、東洋医学会のチラシが届きました。日曜日第一会場朝一のセッションで2時間も「加味帰脾湯・幸せホルモン」って。まあ、先日の薬品会社と同じですが。

「いま加味帰脾湯が熱い?」

そういえば4年くらい前に樺沢紫苑先生の「3つの幸せ」を読んだ時にドーパミン、セロトニン、オキシトシンって言っていたよなー、と思い出しました。

樺沢先生の本の読みなおしてみました。あの時わからなかったことがどんどん頭に入ります。

先生がアメリカで研究しているときに研究室の人が5時過ぎにさーって帰る。彼らはまず健康、そして家庭と人間関係、それがベースにあっての仕事という重要度のランク付けがはっきりしていて、それに非常に刺激を受けられました。バリバリ臨床の精神科医でしたが、自殺を予防しよう、一般書で啓蒙しよう、と思い立ち、作家活動に軸足を置かれました。以来、40冊以上の著作、YouTube樺チャンネル、それ以外もSNSたくさんやられています。大好きな作家です。

まず健康(セロトニン的幸福)

そして愛情、人間関係(オキシトシン的幸福)

そのうえで最後に仕事の成功(ドーパミン的幸福)の順番が大事、と。

マズローの欲求5段解説となんか似ていますね。マズローの時は動物的欲求から高次の人間的欲求に変わっていくとして、上のほうが尊い、上を目指せよ、というように考えていました。「3つの幸福」では下のほうが大事。基本があっての応用。

人生ずーっとドーパミン的幸福を第一目標にやってきました。

高校→大学→では頭の中は

「健康は気づかなくてもあるし、彼女は欲しいけど、仕事したらできるのかなあ」

その後の人生の詳細は書きませんが、樺沢先生が強調する通りにドーパミン的幸福をはじめに求めたら絶対にうまくいかないのは実感しています。ドーパ第一にしなければいけないときもありますがね。

まずセロトニン(健康)→オキシトシン(愛情)→ドーパミン(成功)です。

樺沢先生は幸福のために、特にセロトニン的幸福のために朝散歩を提唱しています。

散歩で行く近江八幡の川には本当にたくさんの生き物がいます。鯉の家族はいくつも、水面が揺れて鯉が見つかるときって最高。サギ、カモ、カメは本当に多数。よく甲羅干ししています。なんとヌートリアもいるんです。一昨日は道路になぜか上がってきてしまったカメを川に返しました。いつ竜宮城に行けるのか楽しみにしています。

淡海せぼねクリニックでは漢方治療もバンバンやっています。加味帰脾湯も処方します。

今週も全内視鏡脊椎手術(FESS、BKP、MED)、BKP、たくさん手術がありました。幸い、みんな結果はとても良いです。頭痛の新規患者さんもたくさん来られました。上殿皮神経、仙腸関節のリゾトミー、膝肩のPRPなどの自費診療希望の患者さんも来られました。

スタッフのみんな、今週はあと2日。

今日も笑顔で楽しく頑張ろう。

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