Q&A
患者様からよくある質問 FAQ
●診察関係
●OP自体について
●OP後の経過について
●MRIやCTについて
●リハビリについて
●その他
診察関係
・「せぼねクリニック」とありますが、背骨以外も診てもらえますか?
⇒せぼね以外の疾患も診させていただいています。外来受診される患者様の疾患内容の比率は、脳疾患が約1割、せぼね以外の整形疾患が約4割、せぼね疾患が約5割となっています。
・交通事故での負傷は診てもらえますか?
⇒予約制ではありますが、診させていただいています。健康保険証は使用できません。自動車保険会社から事前にご連絡がない場合のお支払いは自費になります。
・骨折や外傷は診てもらえますか?
⇒肋骨骨折・脊椎骨折については装具固定をしつつ診させていただきます。診断の結果、固定を必要とする四肢の骨折と判明した場合は他院整形外科にお願いしています。
外傷については、皮膚損傷などの処置を要する場合は十分な対処をできないことが予想されます。
・予約がなくても診てもらえますか?
⇒完全予約制のため、インターネットまたはお電話での予約が必要です。「予約画面へ」
OP自体について
・日帰り手術になるのでしょうか?入院もできますか?
⇒当クリニックの現状はほとんどが日帰り手術です。入院設備はありませんが、2階に4室の術後回復室を備えています。手術前後の患者様が安心して手術を受けられ、お帰りいただくまで看護師がお世話をさせていただいています。
・入院として、生命保険は下りますか?
⇒術後回復室は医療法で定義する許可病床ではありません。日付をまたいで病院にご滞在いただいた場合でも、いわゆる「入院」ではありません。
・腰以外(膝など)の手術は可能でしょうか?
⇒膝などの関節疾患や手根管症候群、脳疾患などで手術を要する場合には提携医療機関にご紹介をさせていただきます。当クリニックでは、
腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、胸椎黄色靭帯骨化症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折に対して、
内視鏡や針を用いた低侵襲手術を行っています。
「低侵襲せぼね手術」
・手術に際して付き添いは必要ですか?
⇒当クリニックから付き添いをお願いする場合以外は基本的に不要です。(例:認知症などでご家族のサポートが必要な場合)
・手術費用はおいくらですか?
⇒ほぼすべての手術(レーザー手術以外)は保険を使用できます。1~3割負担の場合は手術代として3-5万円 ~ 9-15万円を窓口でお支払いいただきます。
実際に手術にかかる費用は30~50万円です。
高額療養費制度を用いますと、月当たりの自己負担の支払限度額を超える窓口負担はございません。
自己負担の支払限度額は年齢や所得によって異なります。
「手術費用ページ」
・クレジットカードで支払いできますか?
⇒申し訳ございません。現金支払いのみとなっております。・手術後に時間外や休診日でも連絡できますか?
⇒手術後の患者様専用の連絡先をご用意しています。ご心配なことがあれば時間外や休診日でも対応いたします。OP後の経過について
・手術後は痛みが強いですか?
⇒「少し痛い」「創周辺がドーンとする感じがする」と訴えられますが、ほぼ全員が約1~3時間で離床されています。・手術後はどのくらいで仕事に復帰できますか?
⇒患者様の状態や筋力にもよりますが、数日~1週間程度の休職で復帰できます。肉体労働の場合やアスリートの競技復帰については約2週間程度です。
・手術後の動作制限はありますか?
⇒腰椎術後の方は草むしりなどのかがみ・しゃがみ動作は1か月しないでください。頚椎術後の方は特に制限はありません。・手術後すぐに運転できますか?
⇒手術後に当クリニックからお帰りいただく際は患者様ご自身での運転は原則禁止です。それ以降は実際に運転席に座ってみて、後ろを振り返るなどの運転操作を痛みなくできる状況であれば運転可能です。
交通安全については、すべて自己責任でお願いします。
・手術後にお酒やたばこは禁止ですか?
⇒創の深部感染への配慮から手術後1週間は我慢してください。・手術後のコルセットの装着期間はどのくらいですか?
⇒腰椎術後(1週間後)の診察時に外すか、継続するか決定します。患者様の自覚症状でコルセットをはめていると楽な人は続けていただきます。
・創(手術後のきず)から出血していますが、どうしたら良いですか?
⇒痂疲がはがれて出血する場合があるかもしれません。その場合にはガーゼやティッシュ、または絆創膏の上から指で圧迫止血を試みてください。
圧迫して神経自体を押さえてしまうことは考えられませんが、
間に介在する血腫が押されて間接的に神経にも圧迫が及び、臀部や足が痛むことがあるかもしれません。
その場合は軽めに押さえてください。出血がどうしても止まらない場合には当クリニック、または救急病院に連絡ください。
・創(手術後のきず)が腫れていますが、どうしたら良いですか?
⇒皮下の出血貯留は問題ないです。程度の差はありますが、術後は血が溜まります。原則的に術後数時間から1日で血液排出チューブは抜きますが、その後も少しずつ深部筋肉からの出血が溜まります。
極まれに術直後よりも神経症状が悪化する場合があります。血の溜まるピークは数日で、その後は吸収されます。
当クリニックでは手術翌日にMRIを撮影します。
(術直後は血が多いのでMRI禁止、退院後に落ち着いてから撮影するという病院もあります。)
神経周辺に血が溜まらず、皮下に溜まるのは実は神経にとっては良いことです。また皮下のスペースが血を吸収してくれます。
ただし、創が緊満し、症状が思わしくない場合には血腫によって神経が圧迫されている場合がありますのでご連絡ください。
MRIやCTについて
・MRIを何回も撮影しても大丈夫ですか?
⇒放射線を使用していませんので、被曝の心配はありません。・入れ墨していても検査できますか?
⇒MRI室には、磁性体装着者は入室できないことになっています。入れ墨の成分に磁性体を含む場合は、その部分にやけどが起こる可能性があります。
・MRI検査は何分間ですか?
⇒検査部位によって多少差がありますが、検査室に入って、検査終了するまで、通常20分程度かかります。・検査は予約制ですか?
⇒脳ドック以外の検査は医師の診察を受けていただき、医師の指示が出てからの検査となります。検査枠の空きがあれば、診察当日でも検査を受けていただくことは可能です。
・閉所恐怖症でも検査をうけられますか?
⇒不安のある方は、あらかじめ医師にご相談ください。リハビリについて
・具体的にどんなことをしてもらえますか?
⇒患者様の症状に合わせてストレッチ、徒手療法や運動療法、自主トレの提案などを行っています。「リハビリテーション科」
・牽引やウォーターベッドはしてもらえますか?
⇒物理療法としてはホットパック、低周波のみを設置しています。牽引やウォーターベッドは設置しておりません。その他
・仙骨ブロック注射は何に効果がありますか?効果の持続期間はどのくらいですか?
⇒仙骨ブロック注射は腰部神経由来の痛みに有効です。効果の程度や持続期間は患者様によってまちまちです。まずは1回施行して試すのが最も正確です。
ヘルニアでも狭窄症でも、このブロック注射だけで完治する方もおられます。全く効かなければ2回目は施行しません。
腰痛や下肢痛が腰部の神経由来なのか、それとも表在の神経や筋肉由来かを鑑別する場合にも行います。
すなわち仙骨ブロック注射が効けば腰部神経由来の痛み、効かなければ表在の神経や筋肉の疾患の可能性があります。
・神経ブロック注射は何に効果がありますか?
⇒まず、痛みを感じる機序は以下の通りです。1.身体の組織・神経の障害
2.筋肉の緊張、血流が悪化
3.酸素や栄養が足りず、痛み物質が溜まる
4.脳に痛み情報が伝わる
この悪循環で痛みはどんどん悪化していきます。
神経ブロック注射は「痛みの情報」をブロックし、痛みの悪循環を断ち切ることで、痛みを治します。
そのため局所麻酔の効果が切れた後でも痛みの改善傾向が続きます。
・膝・肩のヒアルロン酸注射について教えてください?
⇒ヒアルロン酸注射の目的は、関節の潤滑と痛みの緩和です。骨と軟骨の摩擦を防ぐヒアルロン酸が減ることで関節への負担が増え、痛みが生じてしまうのです。
週1回の投与を5週続け、その後は効果に応じて2~4週に1回というペースで行われるのが一般的です。
関節内の炎症や変形性関節症の初期には有効ですが、進行するにつれて徐々に効果が得にくくなります。
痛みをコントロールできなくなった場合、感染や神経損傷のリスクがあるため、漫然と注射を繰り返すことはおすすめしません。