淡海せぼねクリニック

0748-29-3339
受付時間:8:45~17:00

低侵襲せぼね手術 Spine Treatment

当院の手術は原則「日帰り」「内視鏡」「保険適用」です。

内視鏡による低侵襲手術により、手術当日に独歩でお帰り頂けます。
原則保険適用になりますので、最小限の自己負担で済みます。

●FESS法  
●MED法・MEL法
●BKP法  
●PLDD法・リゾトミー法
●術後回復室
●手術時間
●手術費用

低侵襲せぼね手術

FESS法(Full-Endoscopic Spine Surgery)


FESS法とは「完全内視鏡下脊椎手術」です。
直径7mmの細い内視鏡を使用して行う最小侵襲手術の総称で、皮膚切開が小さく、身体にやさしい手術方法です。
頚椎・腰椎の除圧術で用いられます。日帰りでお帰り頂きます。
図の解説: 左L4/5椎間板ヘルニア
A: 手術風景
B: 鉗子でヘルニアを摑んで摘出します。
C: ヘルニアの圧迫が取れた神経根
D: 8mm皮膚切開で当日帰宅ができます。
E: 術前MRI: 左L4/5椎間板ヘルニア。明らかな脊柱管狭窄は伴っていません。
F: 術後MRI: ヘルニアが摘出され、血抜きの管(ドレーン)が入っています。
G: FESS法で使用する道具。
椎間板内に①ガイドワイヤーを入れ、これに沿って②ダイレーターを入れ、それにかぶせるように8mmの③外套管を入れます。
これで手術の準備が終わり、③の中に④内視鏡を入れ、さらにその中に⑤の鉗子やドリル類が入り、ヘルニアや椎弓、靭帯に迫ります。




MED法(Microendoscopic discectomy)・MEL法(Microendoscopic laminectomy)


MED法とは、内視鏡下椎間板摘出術、腰椎椎間板ヘルニアに対して、
直径17mmの外套管と内視鏡を用いてヘルニアを摘出する手術です。一方、MEL法とは内視鏡下椎弓形成術(切除術)、
つまりヘルニア以外の組織による神経の圧迫をとる手術であり、腰部脊柱管狭窄症に対して行われます。
腰椎に限らず、頚椎、胸椎にも行われます。どちらもMED専用の内視鏡器械を用いて、神経の圧迫をとります。
皮膚を切る傷は17㎜ですが、その傷の小ささ以上に周辺の筋肉へのダメージが少ない手術です。
カメラが体の内部に存在するため、上から見えないところものぞき込むように見ることができます。
手術中はカメラの画像が4K解像度のモニターに映し出され、良好な視野で手術することができます。
図の解説:左L4/5脊柱管狭窄+椎間板ヘルニア(MEL+MED)
A: 手術風景
B: 4つのダイレーターを順に用いて、皮膚から骨までの経路を広げます。
C: 左手には吸引管、右手にはケリソン鉗子をもって椎弓を切除しています。
D: 同様に右手には凝固器を持っています。体の中に入っている外套管は指より細いです。
E: L5椎弓頭側をドリルで削除し、黄色靭帯を露出しています
F: 正中の黄色靭帯は露出されましたが、手前の肥厚した椎間関節(*)が神経根を圧迫しています。
G: 硬膜嚢と左L5神経根の除圧は十分で、神経根の背側にプローベが入ります。
H: 神経根を吸引管で安全によけてヘルニアを摘出します。
I: 対側の除圧を確認します。
J: 止血と全体の除圧を確認します。
K: MRI水平断像:圧迫されていた左L5神経根を含めた硬膜嚢全体が除圧されています。
L: CT:圧迫の主体であった肥厚した椎間関節内側が切除されています。
M: MRI矢状断像:硬膜嚢の除圧は良好です。
N: 3DCT:すべりを伴うため、通常よりも頭側まで椎弓切除しました。
O: ドレーンを挿入し、外套管を抜去しました。この後、創を閉じます。





図の解説:C4/5/6頚椎症性脊髄症(MEL法)
P: 術前後のMRI矢状断像です。C5椎弓切除で、C4-6までの除圧が達成されています。
Q: 水平断面です。発育性脊柱管狭窄を伴う場合には椎弓切除が有効です。


図の解説:右C6/7頚椎症性神経根症(MEL法)
R: 正中に17mm切開を設けます。
S: 右C7神経根が除圧されました。


BKP法(Baloon Kyphoplasty)


BKP法とは経皮的バルーン椎体後弯矯正術と訳されます。椎体形成術とも言います。
骨折後の椎体内の微妙な動き、または提示した症例のように椎体がはっきりとワニの口のように臥位では開くが座位では閉じるような偽関節症例が適応です。
多くは即時的な除痛が得られますが、完全に除痛されるまでに数日かかる場合もあります。
今まで軟らかかった骨がいきなり硬くなるので、周囲の骨がその環境になれるのに時間がかかります。
手術当日にご帰宅いただけます。
A: 局所麻酔が重要です。
B: シンプルに太めの針を椎体に入れていきます。
C: これがBKPセットです。
D: バルーンの拡張とセメント注入時です。赤矢印は偽関節部です。ワニの口のように開いています。
E: 徐々にセメントが充填されていきます。偽関節部が適度に開大し、いい形で形成されました。
F: 術前レントゲン:体重がかかると閉じますが
G: 術前CT:寝ると口を開きます。
H: 術後レントゲン
I: 術後CT
J: 手術数日後にかゆいから、ということで受診されました。
K: かさぶたが取れればさらに創は見えにくくなります。痛みは取れ、寝返りができるようになりました。





PLDD法(Percutaneous Laser Disc Decompression)・リゾトミー法


椎間板の中の髄核に刺したレーザーファイバーからレーザーを照射して髄核を蒸発させ椎間板ヘルニアを治療する方法です。
対象疾患は腰椎・頚椎椎間板ヘルニアです。切開は必要なく、針孔のみで施行可能で、きわめて低侵襲です。日帰りが可能です。
リゾトミー法とは椎間関節・仙腸関節症・上殿皮神経障害の治療法です。
過敏状態となった知覚神経枝を同様に焼灼し、疼痛を治す手術です。
これも針孔手術です。手術当日にご帰宅いただけます。
A: 手術風景:針の中にファイバーが挿入され、レーザーで神経知覚枝を焼灼しています
B: 頚椎椎間板に対するPLDD法です。C34は眼痛や顔面痛などの多彩な症状があります。このような症状では内視鏡の手術はもとより、通常の切開手術の適応はありません。椎間板ブロックで確認し、レーザー手術の適応を決めます。
C: 椎間関節リゾトミーです。


術後回復室



当クリニックには県が認定した許可病床はありません。
そのため、大きな切開を加えるようなせぼね手術はできません。
しかし、内視鏡を用いた日帰り手術には十分に対処できる広々とした完全個室をご用意しました。
衣服ロッカーのみでなく、テレビや冷蔵庫、そしてトイレも完備しています。
食事も非常においしいと評判です。
安心して手術を受けていただき、手術当日に独歩で元気に帰宅できるまで快適に術後をお過ごしいただけます。

手術時間

手術に関するお問い合わせ・ご予約

TEL
※iPhoneで3回以上クリックしますとiPhoneの仕様上ポップアップが表示されます。

↓淡海せぼねクリニックの予約はこちら↓