• 11月 10, 2025

見学の先生が来てくれて、改めて問い直す!

淡海せぼねクリニックの立ち位置と使命 「FESSと痛みとプラス1」

先日、脊椎内視鏡専門医の先生が遠方から新幹線に乗ってはるばる見学に見えました。私は面識がないのですが、ホームページを見たりしてくれたみたいです。当院とお住いの間にはたくさんのFESS大御所がいるでしょう。なので、見学の目的は開業という事かなあ、と思いました。

「前例ほとんどなく、さらに後ろ盾なくクリニックを建てて、日帰り・脊椎内視鏡手術を保険でやっている。成り立つの?」というところか。

2020年ごろに淡海せぼねクリニックがあれば、私も見学に来まくったでしょう。いろいろと教えてほしいけど、全くどこにも書いていない、正解もない。幸いに勤務していたあいちせぼね病院の伊藤不二夫理事長、全哉院長が超絶フランクで、さらに地球1周分くらい差のついた先輩なので助かりました。そして中京スパインのマエストロ竹内先生、ありがたかったです。今でもいろいろ教えて頂いています。

来られる前に1回電話で少ししゃべって、なかなかのFESS強者であることは確認できました。見学目的も大体思っていた通り。思わず私の口から出た言葉は「先生、一晩泊まって飲みましょう」。今から考えると、「なんじゃそら、まだ会ってもいないのに、よほどしゃべりたいんやなー」

3年前に開業して、色々本当に大変だったので、4年前、5年前の自分には本当にアドバイスしたいことがたくさんあるのです。まあ、泊まって飲むのは断られましたが。

当日、先生は遠方から始発で来てくれました。何と京都からの麻酔科の先生よりも早く到着されました。手術はこういう日に限ってヘルニアではなくて、骨の硬い腰部脊柱管狭窄症に対する椎弓形成術2例でした。ヘルニアの方が手術時間が短くていろんな意味で確実なのです。手術中は内視鏡執刀医でないとわからない、いろんな話をしながら、むしろ時には指摘してもらう事もありつつ、あっという間に2例が終わってしまいました。ナースによると「院長、今日はめちゃくちゃ楽しそうやなあ」、と。その後の外来も診て行ってくれるというので、申し訳ないと思いつついつもの外来をしました。

その後は18時から八幡の名店「てまり」へ直行。

大間のマグロもあって、生ビールはサッポロでいろいろ最高。私は「悪いけどしゃべらせてね」の勢い。また適切な質問をたくさんしてくれて、濃密な時間を過ごせました。新幹線に乗って遠くまでお帰りになる、その最終が近江八幡駅20:29の最終電車。最後に改札で写真を撮ってお別れしました。

いつも実は考えているのですが、あいちせぼね病院での体験があって私のような開業医が生まれた。大変だし、リスクはあるが、今後は同じような後進が出てくるだろう。後進が追随するか、追い抜かそうと思うようなランナーでないといけない。

最近読んだ「熱狂的ファンのつくり方」によると

1.自分は何がしたいのか決める

2.顧客の望みを見極める

3.一歩先を提供する  が成功の秘訣

淡海せぼねクリニックでは

1.FESSを極めて人の痛みを取る

2.我々脊椎外科医のみでなく、整形外科や神経内科の先生の力、もちろんスタッフの力を結集して、総合的に患者の痛みに対応する

3.毎日毎週、何をすべきか考える、話し合う、そして変わる

またうまいビールを飲めるように、今週も頑張りましょう! 

淡海せぼねクリニック 0748-29-3339 ホームページ