- 2月 12, 2025
神経根ブロックが有効だった腰椎椎間板ヘルニアのベンさん
主導権は患者さん!
2025年2月12日水曜日の朝8:04。
晴れています。
オペのイメージもできています。OK!
昨日、術後患者さん4人の処置が終わった後、休日なのに電話が。患者さんに何かあったのかと思い、電話に出てみると、「良い口コミ書いといたよ!」とベンさん。
1回しか会ったことはないけど、ベンさんと言われるとあまちゃんを思い出す世代です(図1)。

ベンさん(67歳・男性)は、3か月にわたり右臀部から下肢にかけて痛みがあり、20m歩くごとに1回休まなければならない。。仕事が繁忙期で休めない。近くの病院では「ブロックとかで治そうね」と言われたが、ブロックをする気配がない。

受診され、すでに右足を引きずっている。少し話を聞いて、枠が空いていたのですぐにMRI。図2ではどこが悪いかわからないが、そんなことは普通。


図3で右下肢痛なのでスライスを右にずらす、右下肢外側痛なのでL5症状(またはL4、L5、S1)を疑ってL45椎間板レベルに合わせる、そしてMRミエロを硬膜嚢バージョンではなく、神経根バージョンでL4神経根を強調してみると、右L45椎間孔から椎間孔外に突出した外側型ヘルニアでした図4。

伝えると、「とにかくまずブロックを!」
もちろんOK。疼痛の誘発、除痛、ともに元々のベンさんの痛みに一致(図5 )。
結果として診断が正しいことがわかりました。
この日のMRIと神経根ブロックによって、治療の主導権をベンさん自身が持てることになりました。
また痛くなったらブロックしても良いし、オペをしてもいいでしょう。
診断されていない状態で痛み止めだけ3か月も出されてもねえ。