• 1月 25, 2025

ひざ痛が改善し、力強く歩けるようになってきました 

本日は令和7年1月25日土曜日です。

先日外来でとても素敵な患者様に会いました。

50代 女性 4年前から右ひざ痛、2年前から伸びない、1か月前から左ひざの裏のふくらみに気づいた、介護と毎日4時間の搬送業務に従事、ヒアルロン酸注入は無効、レントゲンは異常なし、接骨院でほぐした、とのこと。令和6年3月から診させていただいています。

図のようにMRIで骨傷があり、痛そうです。骨傷があれば冨澤先生によれば治打撲一方です。これに桂枝茯苓丸加薏苡仁を合わせて内服開始。1回のみヒアルロン酸とステロイドを注入しました。

O脚の自覚があり、理解良好だったのですぐにインソールを作成。当クリニックには装具作成のスペシャリスト:With it社が週に2回来てくれています。そしてリハビリです。

4月に1回、40分のセッションで姿勢、歩行、筋肉量・柔軟性の評価を行い、自宅メニューを提示しました。インソールの装着感が良好でした。

その後、5月には内服を越婢加朮湯と防己黄耆湯に変更し、痛くない日が増えてきました。インソールはなくてはならないようでした。

6月に「2か月後にもう一回リハで診てほしい」との希望があり、8月に2回目のリハビリ 40分セッション。

そして一昨日の外来にて「力強く歩けるようになってきました、痛みは階段降りる時が強い、でも膝がくっつくようになってきました!」なんとO脚の明らかな改善が見られました。

患者さんはO脚・姿勢の改善、内服も大事ですが、なんというか明るさ、うーん、なんというか、会話ではじめに「よくなった」という事を言ってくれて、その後に実際は「まあいろいろあるけど」という感じ。基本的に感謝がある方だと思いました。実はそれが重要なのか?

私は脊椎外科指導医で脳神経外科専門医です。脊髄神経や脳血管は専門領域ですが、膝については専門外になります。

ただ、高齢者に非常に多く見られる膝疾患の一般的治療と手術適応については理解しております。変形が強く、明らかに手術適応の方は専門医にご紹介すればよし。

もう少し軽くて痛みが保存的治療のみでコントロールできればそれでよし。運動をしていたり、急性発症であれば靱帯や半月板損傷についても疑って、見逃さないように、注意します。怪しければすぐに紹介しています。

問題は変形性膝関節症で手術適応と思えないけど痛みが改善しない方、かなり変形が強いけど絶対に手術は嫌な方です。

分からないなりに私が行っているのは

  1. O脚があれば姿勢についての指導、リハで歩き方と筋トレ指導、インソールをお勧め
  2. ヒアルロン酸、ステロイドの注入は数日の効果であり、それほど期待しないように説明しつつ、患者の希望に沿って行う
  3. 基本は漢方:桂枝茯苓丸加薏苡仁、防己黄耆湯、越婢加朮湯、治療打撲一方などを単剤か組み合わせで
  4. 体重をできれば落とす(防己黄耆湯も効果的)

様々な煩わしい手続きがあり、厚生労働省の認可も得ることができて、やっと2025年1月から当クリニックで院内精製:採血→作成→注入を30分で行うことができるようになりました。

今までは10万円以上で1か月近くかかっていました。今は価格は半分、いや当初からで言うと三分の一です。PRPは効果が実感できる素晴らしい治療法なので、どんどんやっていきたいです。

淡海せぼねクリニック 0748-29-3339 ホームページ