• 9月 23, 2025

「FESSで人の痛みをとる!」

2022年9月30日に犬山市から近江八幡市に越してまいりました。もうすぐまる三年です。ちょっと前から、一人で勝手に緊張しています。

全く滋賀県のことを知らず、頼るつてもなく、許可病床が取れるといった甘いコトバに釣られて土地を購入し、よくここまでやってきたと思います。

元々得意なのが入院を要する16mmのMEL手術なので、許可病床が取れないのは本当に痛手でした。ヘルニアは勿論として、特に多い腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間孔狭窄、頚椎も8mm切開のFESSでできるようになればいい。目標は難しくて、そしてシンプルでした。

淡海せぼねクリニックの手術数は2023年165例→2024年329例→今年は400例弱のペースです。内訳は多椎間症例には16mm内視鏡のMED、骨が硬そうなら10mm内視鏡のDPEL、骨盤の痛みや椎間関節症には針孔手術のリゾトミー、圧迫骨折にはBKPセメント手術を施行しています。そして、2025年の1月から8月までの統計で最も多いのは、なんと全体の8割を占めるFESSです。

先日、敬愛するマエストロが脳神経外科医の集まる脊椎の学会で「先生みたいにFESSがうまくなるにはどうしたらいいんですか?」と質問されて、即答、「顕微鏡を捨てることです」。みんな苦笑いでした。でも私が一番実感しています。

許可病床がないおかげでFESSを習得することができました。近江八幡に連れて来ていただいたコンサルのおかげですね。そうでなければMEDをやっていた。

3年頑張った、という事で今日だけは自己愛的おセンチをお許しください。

「FESSで人の痛みをとる」これが淡海せぼねクリニックの使命です。

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