- 5月 19, 2025
切ねえなあ、ぽっかりだぜ
2025年5月18日 日曜日の朝です。

GW挟んであきましたねえ。
GW直後の5月7日から9日、12日、19日と3から4例の内視鏡下脊椎手術、スタッフは本当に頑張ってくれました。
5月後半戦、またお願いしますね。
手術の日は朝早めにナース1人と他のスタッフ1名が来て手術の準備にかかります。
おかげでスムーズに、比較的早めに終われています。
スタッフに対してはGo Home 17:30を目標に、患者さんに対しては完璧な治療と満足感を担保できるようにさらにブラッシュアップします。
そういえば最近来ないなあ、という患者さんがいます。
骨粗鬆症の定期内服か、膝肩腰の月1ブロックの患者さん。
聞くと入院していました、とかいろいろあります。
開業すぐから毎月1-2回来てくれていたAさん。
頚椎も腰椎も狭く、右ひざも肩も悪い。
膝、肩腰のブロック、膝はPRPもしました。
最近は両手のしびれでいよいよ頚の手術か、と言われていました。
この辺の会社の奥様で、八幡のこと、その他についていろんなことを教えていただきました。
人生いろいろ、私とはいろいろと話が合いました。
いつも年齢は意識していなかったので、さっき調べたら、ちょうど私とは20歳違い。
看護師さんはじめスタッフみんなと友達でみんな下の名前で呼ぶくらいでした。
はっきりとは言えませんが、人生のリスタートっていうタイミングで突然のお別れでした。
娘さんからクリニックにお電話を頂き、知りました。
原因は他の患者さんが教えてくれました。
何か気づけなかったのかなあ、と反省しましたが、当院の検査内容ではちょっとわかりませんでした。
2018年ごろまでは時々救急で脳卒中の患者さんを診たりしましたし、当然脳外科医ですから患者さんの最後、看取りの経験は山ほどあります。
しかし、考えてみたら大学病院7年間、脊椎症例がほとんどで亡くなった方は記憶にありません。
前任地の脊椎専門病院でもそういう患者さんとの付き合いはありませんでした。
クリニックでの患者さんとの付き合い方ってちょっと違うんだなあ、って驚いています。
こころにぽっかり穴が開くような切ない感じって最近本当に感じたことがありませんでしたから。
患者さんの家なんて行くこと勿論ありませんが、今日はなんとなく住所をメモって、いつもの朝散歩の途中で近くまで歩きました。
あのきれいな家ねえ、なるほど。
金魚の池、きれいな庭、ここだったのか。
合掌。
改めてご冥福を祈ります。
ありがとう。