• 5月 2, 2025

「内視鏡下椎弓形成術」

プラージュが20分で仕上げるように、力を抜いて60分で完成させたい

2025年5月1日 木曜日 夜

昨日水曜日、5月3日からの当院GW前の今週7例を安全に終えることができました。安堵。

以前、後頭部の傷を隠していた時には「そこだけ少し長めで全体に短髪、なぜなら傷があるから(キズ・禿をわざわざ見せて)」、という散髪屋に嫌がられる注文をして、自分もストレスフルでした。 「いつものように」で覚えてくれたらいいのに、と。まあ、お客さんたくさんいるし、無理だわなあ。

5年前から「禿を恥ずかしがっていると思われることが恥ずかしい」→「横後ろ上までバリカン3mmで、上は適当に」です。アイドルじゃないんだから。そしてとても楽。

2年半前から近江八幡のプラージュに2週間に1回、きっちり通っています。 そうすると、なんと最近は「お客さん、今日もいつも通りでいいですか、何ミリ?」と聞かれるようになりました。オー愛する近江八幡プラージュよ! ついに来た「いつもの」。 しかし、決してこちらから「いつも通りで」とは言いません。 店員のお勧めで3mmから2mm、としてついに1mmにまで短くして(されて)しまいました。

(私)「2ミリ?→さらに半分にするの?」 (店員さん)「2mmも1mmも全然変わらんすよ」(「どちらでもお似合いですよ」ではない。)
確かに見ると全然変わらない。そうはいっても最近は2mmです。店員さんには「2mmなんですねー」と、にやーっとされる。いいんです、なんとなく1mmだとバカっぽく見えるような気がするので。

数年間で散髪屋目標は達成しましたが、これからも店員さんにリスペクトをもってちゃんと「横後ろ上までバリカン2ミリで、上は適当でお願いします」毎回言おうと思います。

本題です。
腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下椎弓形成術はなかなか目標達成されません。 まるでプラージュが20分で私を仕上げてくれるように、すべて60分以内で、それも息を吸って吐くようにできればいいのですが、現状は毎回真剣・全力です。 現状は60分以内で終わるときもありますが、倍かかるときもあります。

この手術を最高、と言えるレベルまで上達するようにいつも考えています。 学会ではあらゆる先達を捕まえていろんな具体的な質問をぶつけます。特に止血方法など。

そして先日、この手術の見学に行ってきました。以前から何回も教えて(見せて)もらっているマエストロです。 誰も適切な質問をしなければ教えてくれませんし、自分がその段階にいないと教える人も教えられません。 今回もためになっただけでなく、自分がオペを見る目が以前よりかなり進歩していることに気づきました。

「もっときれいに、もっと早く、もっと執念深く、そしてもっと完全に!」

何よりももっと成長できる今の境遇が非常に幸せに思えました。 そして1例1例、心を込めて今後も全力で頑張ろうと再確認できました。

淡海せぼねクリニックでは腰部脊柱管狭窄症、腰椎ヘルニア、頚椎ヘルニア、頚椎症性脊髄症に対する内視鏡脊椎低侵襲手術、圧迫骨折に対するセメントBKP手術、椎間関節症に対する高周波リゾトミー、椎間板ヘルニアに対するPLDD(レーザー)、そして実は悩む人の多い頭痛治療にも力を入れています。

なんと昨日で開業から丁度2年半を経過しました。 スタッフのみんなは本当によく頑張ってくれました。 地域に輝く光として今後も皆さんのお役に立てるように精進します。

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