• 4月 11, 2025

20代男性 ヘルニア塊3グラム

おはようございます。
桜満開です。

桜もいいが、花びらのジュータンもなかなか。
特に朝の弱めの紫外線は肌に良いらしいとのこと。

南雲先生熱弁されています。朝散歩の有効性は樺沢先生が以前から指摘されています。

特にその為ではないですが、朝はなるべくウォーキングをします。歩き方といえば下北沢病院久道先生のYouTubeは面白いです【歩くだけでは健康になれない】大事なのは歩く速さ/健康寿命、メンタル、知能、容姿、発想力が上がる/足の専門医が教える正しい歩き方【BODY SKILL SET】

へそ下の丹田がぶれないように歩く。よく患者さんに「おなかをへこませてプールサイドで見られているつもりで歩いてください」、と言っていましたが、「丹田がぶれない」はわかりやすいと思いました。特におなかに力を入れなくてもいい。そしてしっかり手を振って早くきびきび歩く。

さて、椎間板ヘルニア、つらいですね。また動画上げてみました。MRIでは神経根が完全に押しつぶされて、全く余裕がありません。

比較対象の画像では両側のS1神経根が良く見えます。

3月末に外来に来られた若い男性。待合室で立ってお待ち→はいヘルニアですね。ヘルニアの方は痛くて座れないのです。一方、狭窄症の方は立っていたがりますので、対照的です。2週間後のオペになったのですが、キャンセルが出て急遽3日後のオペになりました。術前検査の日、「今日は痛くて無理っす」と電話。かなり痛みに波があり、仕方がないのでオペの当日早めにレントゲンや腰椎CT、残りの全身検索をすることになりました。レントゲン室の前で座っている彼が高い声でいきなり「イターイ」。嘘かと思ったら、「今咳をしたら、、、、」とのこと。私がたまたま近くにいたのでレントゲンのお手伝い。その後、4件目のオペの時間、手術室へ行くのに歩行器に完全に頼っている。ぶら下がっている。「なるほど、これは腰の牽引になるなあ」と逆に感心しました。まあ、腕の力がないと難しいですが。手術はとても大きなヘルニアでした。掴んでも全貌はなかなかあらわさない。大きなマグロのよう。イーグル鉗子という優れものが役に立ちました。くちばしでつかむのです。スポッと。術後は本当にすぐに「何のこと、オペって」というくらいすたすたと帰られました。「あっす」。多分「ありがとうございます」、のことだと思います。

淡海せぼねクリニックでは腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、頚椎椎間板ヘルニア、胸椎腰椎の圧迫骨折に対して低侵襲脊椎手術、日帰り内視鏡手術、BKPセメント手術を健康保険適応で行っています。手術された患者様の窓口支払い額は大部分が1万8千円、次いで8万円台、一部の高額所得者は10万円以上です。保険治療で対応できない場合、自費診療の椎間板レーザー、椎間関節リゾトミーも行っています。

国民の健康寿命を延ばすには治せる脊椎疾患が手遅れになる前に見つけ、良い治療・手術を提供しなければなりません。今後とも応援よろしくお願いします。

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