• 2月 14, 2025

この一枚のレントゲンが人の心を動かし、それによって自信と笑顔が生まれました

2025年2 月13日 23:36

今日は感動しました。このブログは私が外来で患者さんに伝えたかったこと、感じたことをまとめるためのものです。今日も来ました!出来事が。なんとなく過ぎる日はありませんね。

70代女性Aさん

令和4年開業月から診させていただいている近所の方。肘の痛み、頚の痛み、股関節、と訴えの内容は変わってきます。脳の未破裂動脈瘤もありました。そして最近。夕方は腰の疲れで立っていられなくなる。腰のレントゲンを撮るとかなりの側弯(下図)。

本人は食事は入るし、呼吸苦もないし、日常生活はできるから当然、手術ではなくて経過観察だ、と思いました。7年前に娘さんをなくし、その子供さん(つまり孫)3人を育てています。立派に成人されている方も未成年もいるようですが、みな男です。食事の時間がバラバラで、かつよく食べて大変みたいです。その片付けで腰がしんどい。

旦那さんは?

「ぜーんぜん」手伝ってはくれないようです。私はむかーっと来てレントゲンをコピーして渡し、「これを持って帰って壁に貼っておきなさい、それで手伝わんようではお父ちゃんあかんぞ!」

外来は本人だけなので、深く考えずになんとなくやったことです。これが2か月前。そしてなんと本日、「あのレントゲン効果あった、お父さんが手伝ってくれるようになった! 先生ありがとう」。

いつも笑顔だが、今日はひときわ自信にあふれ、うれしそう。しばらく意味が解らなかったけど、徐々に思い出してきた。「へー、まじか、えーなー」。やはりうまいコメントが出ない。
でも、今日はこのことがずーっとうれしかった。

たまに奥さんの診察に一緒に入ってこない旦那さんを待合室に呼びに行って私は怒ることがあります。

「心配じゃないんですか?」

まあ、ほっときゃいいのにね。私は何なんでしょう。逆はないですよ。夫の診察に入ってこない妻って。何が私の心に触るんでしょう。高校生の時に母を救い出したくてできず、やっと49歳になって滋賀に連れてきました。今、母はスーパー元気です、楽しそうだし。

今日このブログを書こうとしてAさんのカルテを見返すと、1年以上前に「原点は夫を助けたかった」の記載が。

カルテの文章が稚拙でつながりが全く理解できなかったけど、そういう事なのね。素敵な夫婦、旦那さんなのね。

また明日から頑張りましょう!

淡海せぼねクリニック 0748-29-3339 ホームページ