• 2月 9, 2025
  • 2月 12, 2025

目標は達成される 少し形を変えて

おはようございます。2025年2月9日。
日曜日の朝です。AM5:40

母上が長野の家を完全に引き払って近江八幡に引っ越してきました。その引っ越しで発見された2009年、つまり16年前、三重県津市に住んでいた36歳の私が母に書いた手紙に将来の目標が書いてありました。なんとなく10年の計画なんですね。

  • 2018年、45歳でオペのできる19床の有床クリニック(伊勢志摩 脳・脊髄クリニック)を志摩市で開業し、週に4例の手術を行う。
  • 朝夕サーフィンする
  • 脊髄疾患の治療で有名になり、県内外から患者さんが来る 予約がいっぱい
  • その為には2009年11月から藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センターに2年間国内留学をする(これはこの時点で決まっていたのか)
  • 2012年からは大学に戻って脊髄疾患を担当する
  • 2014年からは志摩病院で4年間働いて開業の準備をする

当時は伊勢の山田日赤(現在の伊勢日赤)に勤めていて脳疾患治療で激しく忙しかったです。3人で年間300例の手術をこなしていました。これは当時、とてもすごい数字でした。
(昨年の淡海せぼねクリニック手術数は329例)

それまでに榊原温泉病院脳脊髄疾患治療センターで脊髄症例の助手は山ほど経験していて、日本脊髄外科学会の専門医も取得していました。大学から(脊髄専門医になったから)脊髄を担当しに戻って来いと言われて、全然脊髄の執刀経験のない私は、当時の滝和郎教授にお断りし、むしろ国内留学させてください、とお願いしました。即却下でしたが、何回も教授に面談し、お願いしました。最後の面談では、医局をやめるつもりで「もう行きますから」と言おうとしたら「藤枝の花北さんにお願いしといたから、行ってこい」。ここから脊椎脊髄疾患への道が開かれました。実際には

  • 2009年11月から2011年末まで藤枝平成記念病院で国内留学
  • 2012年1月から2019年まで三重大学で脊髄疾患担当
  • 2019年からあいちせぼね病院で脊椎内視鏡手術を習得
  • 2022年11月 49歳で「淡海せぼねクリニック」開業

最終地点は「45歳、三重県志摩市で開業」、から「49歳、滋賀県近江八幡市で開業」に変わりましたが、十分に許せる誤差範囲。2009年に藤枝に行ってからは好きな脊髄の勉強ができていたし、大学では居心地よく、どんどん学会の役も付いて、開業のことはまったく考えていませんでした。2019年にあいちせぼねに行った時も一生勤務医で気楽にサーフィン、と思っていました。あいちせぼねに行ったのは「整形外科と比べて脳神経外科の脊髄治療って、何? 低侵襲? いやいや内視鏡のほうが低侵襲だし。じゃあ、内視鏡の勉強をしなければ」、という動機でした。今考えると、内視鏡なしで一人でオペのできるクリニックを開業する、というのはあり得ない話でした。

内視鏡だから低侵襲

内視鏡だから日帰り、

内視鏡だから顕微鏡や肉眼手術より需要がある、

でも内視鏡手術の技術習得は難しい、

あいちせぼねで当時75歳の伊藤不二夫理事長に出会って、「まだまだオペやるぞー」という元気な姿を見て、「自分も75歳、80歳で現役でオペしたいと思ってるかも。
そうであれば勤務医では無理」と思い、真剣に開業について考え始めた、という流れです。36歳で開業を希求した自分に固定術を含めた一般的な脊椎治療と、さらに内視鏡手術も習得させてやっとお上から開業の許可が出たのか。

開業2年が経過しましたが、今の悩みは、

  • 厳しすぎる滋賀県国保連合の査定(内視鏡下椎間板摘出術で請求しているのに1椎弓切除術しか払われない、ほぼ半分)、
  • こんなにオペしているのに県から許可病床が与えられない、
  • (ありがたいことに)患者さんがたくさん来てくれて、看護師、放射線技師の仕事が相対的に増加し、その為に患者さんに必要な手術枠、検査枠が足りない

36歳のときには、かなうはずはないと思っていたオペ開業。これがかなって、36歳の時には思いつかなかった悩み、テーマがある。そうであれば今の悩みを解決できる、と決めてしまおう。36歳の目標も形を変えて達成されたのだから。

  • 2年以内に国保の査定が他府県と同じレベルに適正化され、施行した手術料が国から払われるようになる
  • 撮影したMRの保険料が普通に支払われる(なんと撮影したMRIの80%は県の国保連合に「必要ない」と査定されて、当クリニックにお金が支払われないのが現状です。愛知県ではありえない。)術後のMR、CT査定率(却下)は国保、社保ともに「100%」。いろいろ作文しましたが、まったく通らないので、あきらめています。例えば術後1か月経過して何かで悪化した患者さんが、いつからそのような病態であったのか、画像では術直後は良くて、1か月後にこうなったから、これは手術自体はうまくいって、病態(ヘルニアなど)が再発した、、、、などの議論ができないんです。国保、社保連合によると術後のMRは必要ないらしいです。
  • 2年以内に県から許可病床が与えられ、宿泊を必要としている患者さんに十分な医療を提供できる
  • その結果、必要な場合には入院、固定術もできる。手術の幅が広がる
  • 2年後には私のほかに常勤Drが着任し、バリバリ稼働する

もっと安定して患者さんの期待にこたえたい、もっと品質の高い、完璧な医療を提供したい。2027年2月のブログに期待!新たなテーマに取り組んでいることでしょう。

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