- 7月 14, 2025
ゆっくり、落ち着いて、自信をもって、準備して、心を込めて、そして「活舌悪いという自覚」をもって話しましょう、私
2025年7月13日 日曜日 昼です、今日は暑い
先日コメダのNさんの何言っているかわからない、という話をしましたが(座って瞑想する事だけがマインドフルネスではない | 淡海せぼねクリニックブログ)、なんと私もかなり活舌が悪いという事がわかってしまい、ショックです。
事件1:プラージュで
私)「1mmで上は短く。指よりもっと短いかんじで」
店員さん)「はっはっは、お客さん、『1mm』以外何言っとるかわからんっすわー」。
私)「そうっすよねー、わからんすよねー、はっはっは。1mmで上短めで」

事件2:あさの演説で
私)「放射線科のSさんの笑い声が休憩室から聞こえると、調子がいいんだなーって癒されます」
職員、というか兄)「今、院長が何て言ったか聞こえました? こういう意味です・・・・・」
私)「えー聞こえていないの?」
スタッフ)(苦笑い」

事件3:母との会話で
私)「〇✖△□っていう事あったじゃん」
母上)「おいあんた、院長さん、しゃべっていること、八割ぐらいわかんよ」
私)「えー!」

事件4:外来診察中
私)「3か月前から右の腰が痛くて足もしびれるんですね」
患者さん)(しばらく間があって)「語尾が聞き取れない」
私)「ホンマっスか、すんません。3か月・・・・」
患者さん)「(返事なし)」
私)「さーんーかーげーつー」
患者さん)「聞こえてますよ、考えてるんです」
私)「すんません(難しー)」
自分なりに伝わらないときの原因を考えてみました。
ネットにある筋力低下、呼吸、歯並び、舌小帯短縮症ではないと信じたいと思っています。でも年でそうなってきたのか。
事件1:プラージュ 自信のなさ。恥ずかしさ
以前、「もみあげ普通? 自然?」と言われて戸惑うことがありました。実は喧嘩しかけました。まだプラージュ素人の時。普通と自然の違いを素直に聞いたら「『普通』はシャキッとくっきりとここまでスパッと剃る。『自然』は下に行くにしたがってフェードアウトする」とのこと。今は毎回「はい、ふつーで、さっぱりと、そもそも1mmですし」って答えています。このように散髪屋では「こちらは素人」という意識があるので、なんとなく、自信がないのです。いろいろ自分の頭ごときのことで注文するのが恥ずかしいという意識もあります。丸坊主にしてくれって言いかけるときもありますが、坊主は坊主で難しい。
事件2:朝の演説 恥ずかしさ 自信のなさ、準備不足
「癒されます」ってちょっと恥ずかしくてごにょごにょになってしまった。それほど準備して喋っていないし。でも「みんなLOVEですよ」という気持ちはわかってほしいなあ、と。でも伝わっていないんだー
事件3:母との会話で
母も聞こえていなかったって、びっくりしました。最近2か月くらいのことだから、やはり活舌悪くなったのかなあ。
事件4:外来診察中
これは一番大事。ちゃんと誠意をもって顔を見てお話しないとダメ! わざわざ来てくれているんだから。そうは言ってもオーバーワークはあります、確かに。近くの焼肉屋店長のNさんで、以前オペさせて頂いた患者さん。久しぶりの外来で「センセ―大丈夫? 働きすぎちゃう?」って言われてしまいました。あるかも。
原因は先日のコラムに書いてあることそのもの
(マインドフルネス 「つなぎ言葉」に注意する | 淡海せぼねクリニックブログ)それによれば、対策は以下の通りです。
“3回深呼吸する”
“心が澄み切っていれば、もっと率直に、正確に、しかも人を傷つけることなく言葉を口にすることができます”
“無意識の行動パターンに意識の光を当てた時に、初めて修正する余地が生じます”
意識してしっかり話す、伝えるという意味ではやはりすべてマインドフルネスなんですね。一人でも多くの患者さんを診たいと思うので二つの診察室を往復しつつ、しっかりと目を見て話を聞いて伝えなければいけない。この基本原則に「自分は活舌悪いらしいぞ」という自覚を付け加えて明日からやっていきます。
そう、明日からの1週間、また10例の手術があります。月曜日には通常手術3例分くらいの大変な1例も入っているので、さらに引き締めて頑張らんといかんです。いや、活舌よく口をしっかり開けて
「が、ん、ば、ら、ん、と、い、か、ん、で、す」
スタッフのみんな、助けて下さいね。