- 7月 9, 2025
マインドフルネス 「つなぎ言葉」に注意する
2025年7月8日 火曜日
『「今、ここ」に意識を集中する練習』(ジャン・チョーズン・ベイズ)からの引用で面白いと思ったことを抜粋します。1年53週間かけて読めよ、という事で1個1個習得すべき習慣が載っています。
Week3は「つなぎ言葉」に注意する
つなぎ言葉とは無意識に口にする「あのー」、「ええっと」、「でー」、「そのー」、「みたいな」、「ほら」、「っていうか」、「基本的に」、「まあともかく」など、特に意味のない言葉です。「要するに」って要してないときもありますね。

“「でー、ともかく、ほら、まあ基本的に、何ていうか、このプロジェクトは進めたほうが良いかな―みたいな」のような煮え切らない話し方をする大統領や主治医は願い下げ”
本当にそうですよね。
実は1か月以上前から書きたかったテーマがあります。くだらないことです。それが「だから」。なんとなくきっかけがなくて。

きっかけは外来での患者さんへの問診の時です。こういうこと、よくあるのです。
「Aさん、こんにちは、初めまして。今日はどうされたのですか?」
「だから、腰が痛い」
「(だから?) ああ、腰ですか。左右差はありますか? いつからですか?」
「だからー、この前、膝がいたなった時から」
「では膝が痛くなったのはいつですか?」
「だから、むかし!」
「すみません、むかしって具体的にいつですか」
「だから去年!!」
問診表に書いてあることを見逃したら私が悪い。しかし、事前に情報がなく、初対面で、話し始めた時に「だから」って言われるととても馬鹿にされたような気になります。「だから」という言葉は文脈の後に続けば前後の文を理由でつなげる意味があります。しかし、話し始めからの「だから」は「そんなことも知らんのか、あほやなあ」と言われているような気がしてしまいます。私、扁桃体が大きめなので。
しかし、よく考えたら相手が「だから」を使うときには、その相手が「無意識」で言っている場合ばかりです。ですからその「だから」に「馬鹿にされている」と感じるのは、こちらも「無意識」という事。無意識同士という事では同じなんだ!!!

そういう時は思考モード、というか無意識モードにいるので、3回深呼吸も良いと思います。


“心が澄み切っていれば、もっと率直に、正確に、しかも人を傷つけることなく言葉を口にすることができます”
“無意識の行動パターンに意識の光を当てた時に、初めて修正する余地が生じます”
まあ、倉石、頑張れよって感じ。はい、頑張ります。