- 4月 21, 2025
リハビリと努力で姿勢改善→頚部痛改善
2025年4月20日夜です。
明日は4例の内視鏡FESS手術があります。
早く寝なくては、と思いつつ外来で感動した患者さんについて書きますね。
女性に多い頚部痛。以前にも触れました。
女性の敵:肩こり、頚部痛について | 淡海せぼねクリニックブログ
この難敵を姿勢改善リハ、仕事環境の改善、そして腹式呼吸や壁トレなどの自主練習で克服された素晴らしい患者さんが見えましたので、さっそく報告します。
1日中座り、または立ち仕事に従事する女性。2か月前から頚部痛、腰痛、背中の痛み、そして側頭部痛。頚椎MRIは正常だが、レントゲンではストレートネック(図1)。

まずは葛根湯の処方にて頭痛と頚部痛は幾分か楽に。下肢浮腫に対して防己黄耆湯処方が有効で3か月継続。初診3か月でとても背中が丸いことに私が気づいた(図2)。

壁トレをすると、なんと頭が壁につかない。これは背中がかなり丸いという事。頚部痛を治す、というよりいろんな意味でとにかく姿勢は改善しよう、という事でリハビリに依頼しました(図3)。

そこからは図のごとくです。姿勢が改善し、疼痛がほとんど改善しました(図4)。

最後は自然な笑顔もとても素敵でした。
この患者さんは40分のリハビリを3回行っただけですが、患者さんの努力もあって効果が出ました。
淡海せぼねクリニックではでは低侵襲内視鏡脊椎手術、圧迫骨折セメントBKP手術、頭痛・整形外科疾患の治療、エクソソームなどの点滴治療を行います。MRI、CTを用いた精密検査で多くの疾患は確定診断が得られます。そして何より患者さんの評判がいいのがリハビリです。
私がリハを依頼すると理学療法士がしっかりと予習し、時に理学療法士同士で方針を確認、必要なときは私にも相談することもあります。今回の患者さんのように1人当たり1回40分のセッションを1から4回行い、自主トレにもっていくというスタイルです。毎回、リハの有効性がありそうかDR+リハ+スタッフでカンファレンスを行い、次のセッションにつなげています。
今後もより多くの患者さんの改善に貢献できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。